8人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
「美華さん、この子の名前どうしましょうか」
美華とは狐の名で男の人(晴白)があげた名前です。
美華は
「晴白にまかせる。妾は疲れた」
と言い寝てしまいました。
晴白は“おやすみなさい”と言うと美華の頬にキスをしました。
そして子供の名前を漸く決めました
「この子には希望と人々に対して優しく接する強い心を持って育って欲しいですから……
優希
貴方の名前は優希です。」
とにっこり微笑みながら言いました。
優希は泣き止み嬉しそうに笑います。
晴白は優希を寝かしつけて美華の隣に寝転びます。
(明日も幸せが続きますように)
その思いと共に晴白は眠りにつきました。
夜中、美華は何か嫌な予感を感じて飛び起きました。
「晴白!!」
「……何ですか?美華」
起こされた晴白は若干まだ眠そうな目をこすり美華に問いかけました。
「嫌な予感がする……」
それを聞いた晴白は一気に覚醒し驚いています。
すると外から声が聞こえました。
「ここに裏切り者がいるのか?」
「間違いねーぞ」
その話を聞いていた美華は震えていました
「晴白………」
晴白は美華を抱きしめいいました。
「ここから逃げよう」
と。
最初のコメントを投稿しよう!