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ですが美華はまだ不安の残った顔をしていました。
「のぅ晴白……どうやって抜け出すのじゃ?」
そう問いかけられたら晴白は美華に微笑みかけました。
「大丈夫です。俺たちで違う時代へ行きましょう。」
その言葉を聞いた美華は頷くと優希を抱き上げました。
そしてそれを確認した晴白は印をくみだしました。
「晴白!急ぐのじゃ!」
「………今終わりました。
さぁ行きましょう。」
「あぁ。行こう。安全な地へ」
二人はそう言葉を交わすと微笑み、次の瞬間にはそこにはもう三人はいませんでした。
晴白はご丁寧にそこの世界=そこの時代の人達の記憶から晴白たちのことをすべて消し去って行きました。
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