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炎の縄は引きちぎられてしまい、リリコにも逃げられてしまう。
力を使い果たした鐵太郎はその場に倒れ込んでしまった。
翌日。
鐵太郎が町を俳諧している。片腕の中学生が、ぶつぶつと経を唱えながら歩くその光景は誰の目にも異様に映った。
昨晩見たリリコの邪気を感じ取りながら歩いているのだ。
自然と通行人が道を開ける。たどり着いたのは大手家電販売店だった。店の中からリリコの強大な邪気を感じる。
鐵太郎はそのまま中へと入って行った。
マッサージコーナーへと進んで行くと、一人の女性客が何かに呼び寄せられているかの様に棚の電マに手をかけた。
女性客の手に取った電マからリリコの姿が現れ、鐵太郎をキッと睨む。
「邪魔をするな!」
その瞬間、店中の照明がチカチカと点灯を始め、客が騒ぎ出す。先程の客は白目を向きながら既に電マをあてがっていた。
周りの騒音と共に女が口から内臓を撒き散らし倒れ込む。他の女性客も次々に何処からか手にした電マをあてがっては絶頂と共に内臓を吐き出している。
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