1、落伍生のグリーズ

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―――西暦2325年。 日本国内某所。 日本は今まで平和ボケしていたせいで、他国のスパイから情報を奪われたり、国土を知らぬうちに買収されていたりと、危機に瀕していた。 そこで日本国家は秘密裏に諜報員やエージェントを育成する施設を西暦2126年9月に設立。 場所は、西暦2099年に起きた巨大地震によって、日本の領海内、伊豆七島の左に位置する場所に突如現れた北海道サイズの巨大な離島だ。 一般人には{優等生だけが入れるレベルの高い学園}程度に思われている。 一口に施設といっても色々な施設が中にはある。 大人たちが訓練や作業を行ったり、作戦をたてたりなど、一人前たちが働く、諜報部・エージェント部・開発部。 親や祖父母が優秀な諜報員またはエージェントである子供、つまりサラブレットだけが入れる幼児特別部や、一般から書類審査で選抜される、初等部・中等部。 もちろん訓練施設や寮、ショッピングモールやスーパー、さらにはコンビニやファーストフード店まである街、中心街があったりする。 ここまで設備が整っているのは、成人になれば話は別だが、20歳未満はこの施設に一度入ったら、出入りする事は許されていないからである。 image=455785302.jpg
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