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ﾊﾟﾁﾊﾟﾁと火花が鳴る
辺りは火の海とかし、人の肉が焼けた臭いと逃げ回る人の声
｢騎羅！この刀を持って今すぐ遠くに逃げなさい！｣
｢でも、お母さんは？一緒に逃げようよ早くっ｣
母さんは凄く綺麗な人だった。
そして、凄く強い心をもつ人だった。
｢私はまだやることがあるの、騎羅あなたは人を人間を護れるような優しく強い人になって…お母さん、信じてるから…っ…。｣
母が初めて俺の前で涙を流した瞬間だった
まだ幼かった俺にもなぜか理解できた。
母は死ぬ気だと………。
｢導け人の道を、開け道無き道よ｣
母さんが何かを唱えると目の前に扉が現れた。
｢生きなさい、愛してる…っ、騎羅…強く…強く……っ
生きて！｣
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