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「え、大丈夫ですよ!」
彼女は慌てながら断った。
「大丈夫じゃないだろ?こんなに真っ暗で危ないし、…ミルクティのお礼ってことで」
なんて言い訳するけど、ただもう少しでも彼女といたいだけ。
こんな風に思ってるって知ったら、どんな顔をするのかな?
「じゃ…お言葉に甘えて」
なぜか顔を真っ赤にして俯きながら答える中山さん。
その仕草が可愛くて俺は彼女の頭を優しく撫でた。
「よろしい」
そんな余裕たっぷりな素振りを見せて俺たちは車に乗り込んだ。
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