幸せと、*

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1人葛藤していると、扉がノックされた。 返事を返せば、タキシード姿のいつもより3倍もイケメン度を増した枢さんが入ってきた。 しわ一つ無い、ピシッとしたタキシードを身に纏い、綺麗な黒髪を後ろに流して見とれてしまうほどのイケメンさん。 このイケメンさんが、私の婚約者。 枢さんは優しく微笑みながら無言で私に近づいてくる。 そして私をふわりと抱き締めた。 「愛、すっごく綺麗だ…」 甘い言葉を私の耳元で呟いた。 その囁きに私はビクッと反応してしまう。 そんな私の反応を枢さんは見過ごさなかった。 .
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