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  「痛ッ」 「あ?」 「口の端が切れた」 「で?」 「痛いなって」 「ああ、そう」 「うっざ・・・」 「お前だっつーの」 蝉煩いから殺しちゃおっか。 「ソレ」 「お前、口渇いてんのがダメだな」 「話し聞けよ、うざP」 「なんだようざPって」 「うざいを可愛らしく表現してみた」 「あー、そう。可愛いな」 「思ってない癖に」 「当たり前。で、なんだよ?」 「アイス5本目だけど、お腹壊すよ?」 「暑いんだよ」 いっそ太陽でも襲ってみる? 「はーいここで今年の夏の目標語っていこー!」 「アイス100本食べる」 「いや、無理でしょ」 「お前はなんだよ」 「わたしは、お前を殺すことかな」 「一生無理」 なんなら今実行してやろうか? 「死ねようざP」 「お前が死んでくれ」 「ああ、やだやだ鬱になる!泣きそう!」 「泣け。そして干涸らびろ。死ね」 「ほんと、憎い」 『    』 「え?なんて?」 「もう言わねー」 「言えよ。殺すぞ」 「聞き取れなかったお前が悪い」 それは蝉が煩いからだ 「俺はアイス6本目食べるのに必死なんだっつーの」 「教えろっての。うぜー・・」 「はい?偉そうデスネー、ムカツクし、首でもつってこい」 「お前なんかあたしの国では死刑だからね!」 「そうだなぁ。アイス6本も犯したからな」  
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