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すると新一年生の集団に背がちょっと飛び抜けている男子がいた 「おわ、でかいなあの子」 思わずそう呟くとその子が振り返った 整った顔が不思議そうに私を見た、気がした 何故かは分からない 私は、彼から目をそらせなくなった 不意に彼がニコリと人当たりのいい笑みを浮かべた その瞬間私は不意に現実に引き戻された 「おーい」 煉先輩の力抜ける声により 「な、何ですか…」 私はおもいっきり顔を彼からそらして前を向いた 「真紀が裕がイケメンガン見して反応しなくなったとか言って先に行っちまったから…なんか近場にいた俺が保護者にだな」
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