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「ちっ、どうせなら咲先輩が良かった」
わざと聞こえる風に言うと煉先輩は小さくため息をついた
「ほーんとお前は咲好きだな」
「えぇ」
真顔で答えると煉先輩は少し不機嫌そうな表情を浮かべた
流石にまずかったか、と思ったがその表情はすぐに消えた
そして先輩はフッと私が見ていた新一年生の集団を見た
「あっ」
瞬間間抜けな声
そしていきなり私のてをつかむと新一年生の集団に
「何故にレディゴー!!?」
「知り合いいた」
「いやだぁぁぁあ!!一人でいってくださいませこのやろぉぉおぉ!!」
そんなやり取りを新一年生が見てクスクス笑っていた事実は後で知ることになる
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