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「じゃあな」 「はい」 クラス表を見た私は中央階段の二階で煉先輩と別れた 三年の先輩は東棟に教室があるためだ クラスは6組 学年で一番最後であり端に教室があるクラスだ 正直億劫というか、遠い… 「おーはよっ!!」 どん、と軽い衝撃を受け私は思わず「うぎゃっ」と奇声をあげてしまった 途端に回りのこがクスクス笑い出す しかしこれは一年からだからもう慣れっこだ それより今は突撃してきた張本人を気にするべきだろう 私は横に並んでニコニコしている友人を半ばひきつった笑みで見た
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