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「ったくまぁたいきなりなんだから紗香は…」 「えへっ、ごめんねっ」 少し大人しげな雰囲気だがやることは毎回大胆と言うか突拍子もないというか… 結構予想の斜め上を行ってくれるこの子は大津彩夏(おおつ さやか) 真紀同様中学時代からの友人で同じ寮生 男子バスケ部マネージャーとして多忙な日々を過ごしている 私と真紀、紗香は仲が良くいつも三人で行動していた 二年で奇跡的に三人同じクラスになった まぁこんな話しはさておき 「裕、早くしないとチャイムなりそう」 紗香が廊下にある時計を指差した 時計はあと少しでSHR開始時間を指そうとしている 「あぁ、走るか」 「うん!」 私達は残り十数メートルを走り教室を目指した
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