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「るっさいて何よ!!せーっかく人が起こしに」 「はいはいはい」 私は真紀の言葉を遮って歩き出す 真紀は「もうっ!!」とわざとらしく頬を膨らませながら私の横に並んで歩いた 「てか紗香は?」 「朝練だよ今日は」 紗香とは私達と仲のいいもう一人の子だ バスケ部のマネージャーをしているため朝食はあまり一緒にとらないのだが、昨日まで私たちは所謂春休みだった そのせいか私はそれをすっかり忘れていた
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