8人が本棚に入れています
本棚に追加
それから私は、西村眞子に逆らうようになった。
鞄に入っているじぶんのお弁当をロッカーの中に閉まって見つからないようにしたり。
わざと目をそらさないで
相手の眞子の顔をジッと睨み付けたり。
眞子の嫌な顔が見たいと思った。
悔しそうな顔
それを見て心のなかで笑っていた。
・・・ね?
案外最低な女でしょ?
私。
記憶を無くして以来、
怖い感情しか持てなくなった。
だから自分の本性は体のどこか遠くに置いて。
今は・・今は。
嘘の自分をどんだけ私自身で止められるか。
両親を殺した犯人に復讐する。
これは嘘の自分?
いや・・・
嘘の自分だと信じたくない自分の感情もある。
だから・・・
復讐したいとゆう気持ちはきっとどこかにある本性なんだ。
最初のコメントを投稿しよう!