その恋愛が世界を崩壊させてしまいそうだ。

どうしよう、恋愛というジャンルはもう詰みが見える。

　
なんだかんだでぐちゃぐちゃだった花壇も元通りになり、俺はこの学校に貢献してやった。

もう水やり当番はやりたくないと心から思う。

「あーあ。風紀ってもっとスッゲー組織かと思ったらなんか地味な仕事ばっか押し付けられるし、なんで生徒会の雑用までこっちに回ってくるんですか。

俺のくじ運って本当にない…」

「櫻井」

あ、やべ。怒られる。
そう思ったが何故か…何故か。

「付き合え」

何故か…

「……え、俺はそんな趣味ないんでゴメンナサイ」

何故か付き合えと言われてしまった。
まさかの風紀委員長はゲイだったのだ……！