※決してイジメたワケではありません。

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  中庭から出た所で俺はブスから体を離した。 「おい、お前は今人質にしたから風紀委員室がある部屋まで同行しろ」 「…きったねー男だな」 「汚いのはお前な」 言い合いをしながらも無事に俺は風紀委員が集まる禁断の…部屋…ではなく、ただの視聴覚室から自分のカバンを手にした。 「よし、帰る」 「…おいチビ。まさか私をここまで利用してお詫びも無しに解散ってことはないわよね?」 「チビじゃねーし。…お前が何を求めているのか俺はわかってる。お前は俺の…」 「…プリンじゃダメだからね。あんたん家の冷凍庫にあるお高いアイスクリーム頂くから」 …なんでこいつ、人ん家の冷凍庫の中身わかってんだよ。 プリンは昨日ブスと一緒に買ったからまだわからなくもないが。
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