※決してイジメたワケではありません。

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  俺とブスはマンションが同じで更に部屋が隣同士な上に物心ついた頃からの仲であり…つまりは親同士の交流がとても良好すぎるが為に兄弟のように共に育ってきた。 ……ブスは女に見えない。 「…でもまあ、貧血で倒れてる所をアンタに見つかった私も悪かったわ」 「バーカ。軽く日射病に近かったっつーの。水ぶっかけてやった俺は神だろうが。崇めろ」 「…162センチの神様ありがとう!」 「あ、だめだわ。コイツ、ムカつくわ」 途中で本気で殴りあいそうになりながらも気がつけばもうマンションの部屋の前。 捨て台詞のようにブスが 「バーカ!明日は一センチ縮め!」 と言って逃げるように自分の家へと入っていった。 色白貧弱は二次元だと可愛いものだが、俺の知っているその女はブスで口の悪いバカだ。 「ぜってーお前になんかにアイスやんねーかんなっ!」
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