八章

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服を着替えて台所に向かうと、心咲が味噌汁に味噌を溶き入れている最中だった。 「あとショウガ焼きだけだから。もうちょっと待ってて。」 「あ、俺するわ。心咲、服着替えてきたら?」 「そう?じゃあ、お願いしよっかな。」 「ほーい。」 今度は心咲が服着替えてきて、俺が料理。と、いっても豚肉焼くだけだから楽なもんだ。 心咲が着替え終わる頃には出来上がり、配膳も済ませておいた。 「わっ早ーい。」 「ほぼ出来上がってたからな。」 「いやいや、宗介さんの腕前ですね。」 「いやいや、心咲さんの…」 下らない会話を楽しみつつ、晩飯を食べた。
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