終章

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「……介!!…宗介!!大丈夫!?」 「ん…ああ、なんだ、心咲?」 「荷物もまとめずに固まっちゃうんだもん。返事もしてくれないし… びっくりしちゃった。」 さっきから心咲は俺を呼んでくれてたみたいだ。まったく気づかなかった… 「悪い悪い。 心咲と再会した頃のこと、思いだしちまってな…」 そう言って辺りを見回す。そこにはいくつかの段ボールと、ガランとしてしまった我が家(部屋)があった。 「………まさかだったよね。」 心咲も染々とした口調だ。 「またあそこで逢えるなんてな。」 「うん…」
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