甘いココア

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「ごめんな。聞くつもりもなかったし、見るつもりもなかった。でも、めっちゃ辛そうな君をずっと見てた」 私を・・・? 見てた・・・? この人、私が亮平に距離をおこうって言われてるところを見てたの? なんか 最悪だな今日って・・・ 「名前、千尋っていうんだね。俺、冬馬っていうんだ。よろしくな」 「冬馬さん・・・、ですか・・・。はい。よろしくお願いします」 私は、軽くお辞儀をして立ち上がり、そのまま保健室へダッシュした 「あ!ちょっと待てよ!」 冬馬・・・ という人の声なんか 耳にはいる余裕すらなかった
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