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無の空間をくぐり抜けた先は山だった。
自然…だ。
空気がおいしい。味があるわけではない。澄んでいるという意味だ。
翔一郎「やっぱり寒いな……。大丈夫か?」
紅蓮「ぼ、僕なら平気です。それより此処は…」
翔一郎「幻想郷。当たり前が通用しないとこ……かな」
紅蓮「た、例えばなんですか?」
翔一郎「うーん………そうだなぁ…」
少し考えこむと松田さんは手に剣を出現させた。
翔一郎「例えばこんなのが普通に出せること」
紅蓮「そ、それなら僕も出来ます」
松田さんにそう言って体中に赤い高熱を放つ焔を纏う。
翔一郎「………!? なんだそれは…!?」
紅蓮「僕の能力です。『焔を纏い操れる能力』」
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