第一幕 孤独少年

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―――どうしてお前は生きているんだ? ―――コイツが殺したんじゃないか? ―――そうだ。コイツが殺したんだ。 ―――悪魔だ。化け物だ。死神だ。 ―――こっちに近づくな。この死神め。 ―――化け物が。どうして生きているんだ。 ―――悪魔が。本当はお前が殺したんだろ。 無理だった。僕には耐えられなかった。 何処に行っても誰も近づかない。近づいて来ても次の日には来ない。もしくは誰かに何か言われ近づかなくなる。 僕の居場所は日に日に無くなっていった。 もうイヤだった。 孤独はイヤだ。 大切な者が欲しい。 僕を孤独から引っ張り出してくれる者が欲しい。 助けてよ…!! 誰か…!! ―――ワシを呼んだか? ……………誰…なの…? ―――キミを孤独から救うしがない老人じゃよ。 ……ホン………ト……? ―――偽りは無いわい。さぁ、行こうかのう。 僕は老人についていった。それで本当に救われると信じた。
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