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………松田…翔一郎。
どこかで聞いたことがある気がする。
翔一郎「君。名前は? あー…待て、やっぱり言わなくていい。俺が当てる。」
そう言って僕のおでこに人差し指を当てる。
………なにしてるんだろう?
翔一郎「赤星 紅蓮(アカホシ グレン)。これで合ってるか?」
………!?
紅蓮「どうしてわかったんですか!?」
翔一郎「ちょっとした能力……かな」
紅蓮「能力……」
この人も、僕と一緒なのかな……
翔一郎「それよりも寒いな…。こんなとこ居たら風邪ひくぞ?」
紅蓮「僕は平気です。能力の……おかげで」
翔一郎「寒さを感じないか……。いやいやダメだダメだ! 俺が寒い!」
そういうと松田さんは右手の人差し指で空を切った。
するとそこに一つの穴が出来上がった。
紅蓮「なにこれ…?」
翔一郎「この世界から出たいんだろ? だから俺が連れて行ってやる。」
―――――さぁ、行こう。
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