日常

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5クラスにいったところで名前を見つけた。 「あ、あった!」 「頼む!俺の名前もあってくれ…!」 剛史は祈るように手を組み目を瞑った。 「お前目瞑ってたら何も見えないじゃん」 「あ、そうか。よし。見るぞ」 「俺は見ないからな。あったら…」「あった!!あったぞ!!」 「早いな。てことは同じクラスだな!」 「あぁ!よかった~!」 どこかの女子高生みたく抱き合って喜んでいると頭にゲンコツが落ちた。 「「いってぇー!!?」」 「お前ら邪魔になってんだよ。それに2年までクラス変わんないじゃねぇか」 「てことは蓮も一緒だな~」 にへら、と笑うと呆れた顔された。 「はぁ。ったく。さっさといくぞ。馬鹿共」 口は悪いけど俺たちの親友なんだ。 名前は立神蓮。 俺たちが見上げる程大きい。 俺たちの身長が低いわけじゃなくて蓮がでかすぎるんだ! …そういうことにしといて。 いつもこの3人でいるかな。
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