ダイアドーム 南

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   「魔法使いの血はみなの持っている  杖に反応する。血といっても  相手を傷つけて出る血ではないぞ!  だから、故意に誰かを傷つける  行為は、絶対にしてはならない。」   じじ様は眉間にしわをよせ  子供達を厳しい目で見つめと    激しくうなずく子供達  「よかろう、みな良い子達のようじゃな  2つ目じゃがこれも常にみなと  あるものじゃ。わかるかの?」  じじ様は後ろの席に座る、  赤毛の女の子を指差す。  「じじ様が今出した木?」  赤毛の女の子は自信なさげに  首をかしげて言う。  「そうじゃな当たらずといえども  遠からずじゃな」  じじ様が女の子に向って言うと。  赤毛の女の子は  目を大きく見開き  キョトンとした顔をした。   7歳の子供達には  どちらに捉えてよいのか  解りにくいようで。    意味のわかる子が  ヒソヒソ周りの子達と  話をする声が聞こえる。  
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