ダイアドーム 南

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   なぜ呼ばれたのか分からず  子供達の横を通り  前に出る3人。   「では上級生にお手本を  見せてもらおうかの。」  じじ様に肩をたたかれたのは  リルであった。    「えっ!私ですか・・・」  嫌な訳ではないが  この展開を予想していなかった  リルは、少し面倒な気持になっていた。  「よいかな?」  とじじ様に微笑みかけられる。  じじ様の微笑みに弱いリルは  気持を切り替えた。  木の側に行き、意識を集中させると  リルの杖の先に柔らかい  光が放たれる。  今のリルなら簡単に魔法を  発動させることができるのだが    子供達に解りやすい様に  ユックリやってみせた。  
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