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「では、次はローブを渡すかのぅ」
じじ様は杖で椅子を出し腰掛ける。
「一人ずつ、わしの前に杖を持ってくるのじゃ」
女の子から、順番に席を立ちじじ様の前に行く
杖をじじ様に渡す。
受け取ったじじ様は、杖を撫でる。
「フム 君には植物師の資格が
備わっているようじゃのう~」
杖を撫でていた手を宙に向け何かを
掴む仕草をすると
じじ様の手には、ローブが握られていた。
それを、女の子に渡し席に戻らせる。
女の子は、大事そうに、ローブを抱え席に戻っていく。
その後も、同じように全ての子供達の、素質をよみローブを渡していく。
じじ様は、杖を触るとその者の素質が
見える。(得意分野のようなもの)
そのため、子供達が学びやすいように
選択の手助けをしてくれる。
職業の選択などのときにも助けてくれる。
全員にローブが渡り
「わしが選んだものは、あくまでも
選択の一つじゃ。決めるのは諸君らの
自由。他に興味をひくものがあれば
それを学ぶのもよいじゃろう。」
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