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呼ばれた少女は、三木ほのか。
垂れ目の細目が彼女の特徴で、目を開けているかどうかもわからない。
猫っ毛なのにショートカットにしているので、髪型はまるでタンポポの綿帽子のようだ。
かなりの痩せ型で目立ったところがないのが特徴のような、ほんわかした雰囲気の少女だった。
「何を食っとるんだ、お前は。給食はどうした。」
「お腹がすくんですぅ~。」
「食いながらでいいから来い。」
「歩き食べは、ダメなんですよ~?えへへ~♪」
ほのかの脱力系の言葉と行動は、いつも回りを癒すか苛立たせる。
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