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友達
~休み時間~
引っ越してきた私にはもちろん友達はいない。
はあ、暇。
「藤咲…、さん?」
ポケッとしてたら、隣の席の未甘ちゃんが話かけてくれた。
「は、はい!」
「うちもまだ友達いないさかい、良かったら仲良くせーへん?」
「あ…、ありがとう!」
嬉しい!
「うちのこと、未甘でええよ。」
「あ、じゃあ私のことも頃奈でいいよ!」
「りょーかいっ」
未甘はニッと笑った。
「さっき未甘が皇和さんと優羅音ちゃんに怒鳴ってたじゃん?私、なんかカッコイイなぁ~って思った」
「え、そう?(笑)うち、周りが見えてない自己中な人大っ嫌いなん。てゆーか、当然なことをしたまでやっ!」
未甘は照れ臭そうに首を触った。
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