友達

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「あの…、華玉さん…。」 「ん?」 笑いあっていると、隣から申し訳なさそうな顔をした皇和さんが話し掛けてきた。 「どーしたん?」 「先程は大変申し訳ありませんでした。自己中心的な行動をとっていた自分を制限出来ないとは…私、人として恥ずかしく思いますわ。それに気付かさせてくれたのが華玉さん、あなたです。謝罪と共に、感謝の言葉を申し上げますわ。ありがとうございます。」 そういうと皇和さんは深く会釈をした。 「ああ、ああ!そんなんええねん!うちもついカッとなってもうて……、ごめんなあ。」 「いえ、そんな…!あ、藤咲さんも…、御迷惑をおかけしましたわ…。」 「私は別に気にしてないんで!大丈夫ですよ!」 「そや、そや。それに、もし良ければ、友達にならへん?」 「えっ…、よろしいのですか…?」 「うん!ええよ!頃奈もええやろ?」 「いいよ」 「…とても……、嬉しいですわ。ありがとう、華玉さん、藤咲さん。」 美女の笑顔最強!ギャルゲーに出てきそうな程輝いてるよ! 「あ、うちのこと未甘でええし、頃奈のことも頃奈でええと思うし。な!頃奈!」 「うん!よろしくね、皇和さん!」 「…わ、私のことは是非皇和とお呼びください。ありがとうございますわ!」 そう言うと勢い良く未甘に抱き着いた。 ふわっといい匂いがした。 「えへへ、ええんよ。よろしく皇和~」 未甘は皇和のお姉ちゃんかのように皇和の頭を優しく撫でた。
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