1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あの…、華玉さん…。」
「ん?」
笑いあっていると、隣から申し訳なさそうな顔をした皇和さんが話し掛けてきた。
「どーしたん?」
「先程は大変申し訳ありませんでした。自己中心的な行動をとっていた自分を制限出来ないとは…私、人として恥ずかしく思いますわ。それに気付かさせてくれたのが華玉さん、あなたです。謝罪と共に、感謝の言葉を申し上げますわ。ありがとうございます。」
そういうと皇和さんは深く会釈をした。
「ああ、ああ!そんなんええねん!うちもついカッとなってもうて……、ごめんなあ。」
「いえ、そんな…!あ、藤咲さんも…、御迷惑をおかけしましたわ…。」
「私は別に気にしてないんで!大丈夫ですよ!」
「そや、そや。それに、もし良ければ、友達にならへん?」
「えっ…、よろしいのですか…?」
「うん!ええよ!頃奈もええやろ?」
「いいよ」
「…とても……、嬉しいですわ。ありがとう、華玉さん、藤咲さん。」
美女の笑顔最強!ギャルゲーに出てきそうな程輝いてるよ!
「あ、うちのこと未甘でええし、頃奈のことも頃奈でええと思うし。な!頃奈!」
「うん!よろしくね、皇和さん!」
「…わ、私のことは是非皇和とお呼びください。ありがとうございますわ!」
そう言うと勢い良く未甘に抱き着いた。
ふわっといい匂いがした。
「えへへ、ええんよ。よろしく皇和~」
未甘は皇和のお姉ちゃんかのように皇和の頭を優しく撫でた。
最初のコメントを投稿しよう!