カミソリでチェーンでNOヤンキー

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うちのおかんこと てるー。 昔、学生の時は どんな学生だったのかと きいたことがありました。 時代が時代なので、 制服は足首すら見えない 長いスカートに 長い髪。 早弁して午後から 学校さぼったり してたそうです。 …ん?(´∀`) 私が聴きたかったのは 学生時代の 甘酸っぱい恋バナとか だったんだけど? 私 『彼氏いたの?』 おかん 『居たさ! 他校の番長 やったよ!(ふふんっ!)』 私『そんな長い スカートの意味は?』 おかん『その時代は それがおしゃれさ! あ!でも念のために スカートの裏に カミソリ仕込んでたよ! (ふふふんっ!)』 (・∀・) な ぜ カ ミ ソ リ が 必 要 !? 私『おかんは ヤンキーだったの?』 おかん『んなわけないやん! まじめやったよ~。』 Σ(oдΟ;) 私『カミソリ 仕込んでたのに!?』 おかん 『?そうよ? 何かの時の為に いつでも使えるように してたけど…。 使うことはなかったね…。』 何故残念そう?(;´Д`) どんな時を想定していたのか… 私『確認するけど… おかんはNOヤンキー?』 おかん『NOヤンキー!』 私『カツアゲしたことは?』 おかん 『ない! 主義にも人道にも 外れとる! 止めたことはあるよ?』 私『どうやって?』 おかん 『?普通に? くだらん真似すんな… 止めろさって』 それって普通!? …まぁ正義感が強かったと いうことだろうし…。 私『その当時 欲しかった物は?』 おかん『特になかったね…。 あ!腰に巻くチェーン?』 私『Σ(゚д゚υ) まだNOヤンキーって 言い張る!?』 そんなおかんは55歳。 未だに 地元の後輩さんに会うと 『!先輩っ! ご無沙汰してます!』 とピシッとした お辞儀を受けてます。
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