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次の日
2日の高校生活
「起きなさぁーい!」いつもの母の怒鳴り声がキッチンから聞こえる
また新生活に興奮がおさまらないせいか
今日も6時のアラームより少し早くに目が覚めた
「起きてるよ」
母にキッチンまで顔を見せると珍しく2日早起きしていることに驚いている
遠い通学でスクールバスには絶対に遅刻できない
髪がまとまらなくて準備に時間がかかり
「やばぃ乗り遅れちゃうよぉっっ」
家からバス停まで300㍍を猛ダッシュで走って
スクールバスと同じタイミングでバス停に走り込みギリギリ間に合った
ケータイを見たら1通の新着メールがある
ゆき[今日は風邪ひいちゃってお休みなんだぁ↓↓今日の授業のノート明日見せてね]
もな[分かったぁ↓↓ゆっくり休んでね]と返信完了したと同時に
ひな子から着信電話がかかってきた
「もな?今何処のバス停??」
慌てた声でひな子が聞く
「ちょうど川西駅前だょ」と現在地を答える
「本当に大変な事があってお願いだから次のバス停で降りて!お願いぃ!」
泣きそうな声
「分かった!でも何があった…の?」
ブチッ
ツーツーツー…
状況も聞けないまま
電話は急に切れた
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