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私の前の席には
黒髪が綺麗に腰まで伸びた女の子が座っている
くるりと後ろを振り返り
大きな瞳で私を見つめ
人見知りすることもなくニコりと笑顔で話しかけてきた
「私ひな子よろしくね!どこ中だったの?」はきはきとした喋り口調で話しかけてきた
「えっとぉ…花丘中」
人見知りの私は警戒しつつ答えた
「ぇえ!!!!?花丘!?かなり遠くなぃ??通学大変でしょ!?」
大きな瞳がさらに大きく見開いて私を見る
「ぇえっと…家の近くからスクールバスが来るから…」
「そっかぁそしたら大丈夫だね!」
2人で話してると教室に入ってきたショートカットで眼鏡をかけた女の子が目に入った
自分の席が分からずに席に着けずに泣きそう表情で立っている
とっさに近くの空いた席を見つけたので
「ここが空いてるから座っていいと思うよ」
と声をかけた
困った人を見たら
そういう時だけ人見知りも出ずに不思議と声をかけれた
「あっありがとう」
立っていたのが恥ずかしかったのか頬を赤らめてうつむいて席に座った
「ぁの…私、モナっていうの名前なんていうの?」
「あっ…佐藤ゆき」
「ぢゃぁ!ゆきりんって呼んでぃい?」
人懐っこいひな子がすぐにあだ名を付け
「うっうん」
ゆきちゃんは私と一緒で人見知りするらしい
人懐っこいひな子のおかげで直ぐに打ち解けられて会話が弾んだ
「ぇえー皆さん初めてまして…」
先生が学校の説明を始めたので私達3人の会話は途中で中断した
体育館に移り
入学式の最中に3人で
ひそひそ話で盛り上がった
式の後に3人でケータイアドレスを交換して
「ぢゃぁ後で写メ送ってね」ひな子はマメみたいで全員の電話帳に写メを登録するらしい。
「わかった」
ゆきちゃんと私は言われるままに写メをとる約束をして帰宅した
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