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帰宅後
さっそくひな子の為に撮りなれない写メを撮って送った
写メマジなんて全然出来なぃし仕方もわからない
『自分の写メなんてキモいよぉおヤダ!ヤダ!ヤダ!』
心の中で泣きわめいていた
そうしているうちに
父と姉が帰宅
家族そろっての夕飯
食事の時はテレビを消すのが我が家のルール
我が家にはルールが沢山ある。
テレビに関しては山ほどあって
教育上悪いとされる
キスシーン・お笑い・冗談でも下ネタの大いアニメは直ぐに変えるか消す
かなり教育には厳しい家なのだ
食卓に並ぶ入学を祝う豪華な料理
私のリクエストで大皿にグラタンが作ってある
家族全員で手を合わせて「神様にありがとうございます…‥頂きます」
いつもの食事前のお祈りの後に食べはじめる
最近いちいちルールがあることに嫌気がさしてきている
反抗期ってやつなのかな
「学校どうだった?」
3歳上の進学校出で大学生の姉はバカ校に興味があるらしい
答えようとしようとすると母が私より先に答えた
「学校も思っていたより良かったわよ」
続けて母は話した
「仲のいいお友達ももう出来たのよね!確かひな子ちゃんとゆきちゃんだったわよね」
学校に行く時とは一転
不安の消えた笑顔の母は口数も増えている
「うん」
入学式も終わり
一段落して安心から睡魔に襲われた私は母とは逆に口数が減っていた
「そっか良かったね」
普通の内容につまらなそうにしている様に見える
「うん」
私もそっけなく答えた
「てか制服ブレザーで赤のリボンだしチェックのスカートで可愛いからいいよね」
姉の
進学校の制服はかなりダサかったので制服だけは私の高校に憧れがあるみたい
「やっぱり制服かわいいよね私も気に入ってるんだぁ」
バカな私を嫌う姉も勉強以外の話には私と姉は仲良く話してくれる
「部活はするのか?」
母とは違い口数があまりない父は勉強や部活だけには必ず聞く
「んー入らないかな」
運動も勉強も嫌いな私はいつも父との会話は上手く盛り上がらない
家族との
何気ない会話
最近なんでだろう
息がつまる気がする…‥
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