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村長にああは言ったものの、俺は落ち込んでいた。 そして、村の小さな酒場で、俺は酒だけを頼み少しずつ飲んでいた。
「おや？ フェンブレンさん、今日は魔物を倒したのにお肉は食べないのかい？」
「ああ、これからはちょいと節約しなくちゃいけないからな」
俺に話しかけた酒場のマスターに、俺はそう応えまた酒を少し口に入れる。
さて、これからどうしたものか。 楽な傭兵ではあるが、雇い主が居なければただの剣士。 また旅をして雇ってくれる場所を探さなければならない。
「中々人生上手くいかねぇなぁ……」
そんな言葉を吐きながら、再び酒を少し飲む。 すると、また俺の前にやって来たマスターが、一枚の紙切れを差し出した。
「何だよ？ コレ」
「ちゃんと書いてあるだろ？ 【バトルロード参加者募集】って」
「バトルロードって何だよ？」
そう言うと、マスターは何も知らない俺に教えてくれた。
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