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・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・?
暗闇の中でどれ程の時間が経っただろうか。のび太には分からなかった。
ただ暗く、寂しい闇の中で、ひたすら浮かんでいるような感触だ。
これは夢の中なのか、それとも、ここが死後の世界・・・・・・
そう考えているうちに、大きな脱力感を感じた。
暗い事を考えるより、このままこの静かな場所で眠ってしまおう。その方が気が楽だし、僕らしいし。
・・・と、考えかけた時だった。
――くん。
誰の声だろう?まさか神様?
――の―太くん―。
・・・いや、これは神様なんかじゃない。のび太は確信した。この聞き覚えのあるドラ声は・・・。
遠くに光が見えた。光は次第に大きくなり、のび太を包んでいった。そして――
―――のび太くん!!
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