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ここ松梅地区、穏やかな山村が広がる。村は、何事もなくおだやかな日々を過ごしていた。「あの事件」が起こるまでは? 全国的に過疎化が進み、少子化の影響もあり学校数は統合され、学校から分校へと変わる。 その分校も、教育長の指示の下、予算削減の為?児童数が見たない分校は閉鎖されていく。 この、松梅分校もそのひとつで、生徒数はすべて合わせても、来年卒業する 小学6年を入れても30人足らずの、 小さな分校だった。来年は、この文校も閉鎖対象の一つになっていた。 学校側は保護者の要求に。そうように 全国的に生徒の募集をはじめる。 そこには精神をおかされた者や父の仕事の都合で来た転入生もいた。   そして事件は、起ころうとしていた。 松梅分校は、過疎化の進む村の唯一の文校であり この文校が閉鎖されると、10キロ先の麓にある大和第二小学校に統合される。 田舎故に、交通の便が悪く、第二小学校に行くまでは、1日5便の交通手段しかなく。 便に乗り遅れると、両親のどちらかが 子供たちを、学校まで送らなければならない。 この村は。共稼ぎ世帯が多く、子供の通勤時まで時間をかけれない家庭が多かった。 松梅分校は、そんな親や子供達の 生活基盤のひとつにもなっていた。 ある意味閉鎖的、豊かな山村の中にある 校舎は、昔の木造建築で築100年は たっている。6時間目の終業後には、 みんなでゆかを雑巾がけするような、 レトロな造りだった。 校舎の前の運動場は、100メートルを一周する程度の広さで。 周りは木々で囲まれていた、小さな集落で、昔から住んでいる住民はよそ者が入る事は考えられなかった。 その為、集落は皆家族と言う考えが行き渡り、犯罪がおきる事など想定外の 事であった。 2012年松浦分校に待望の転向生がやって来た。 山村の中にある分校の中では、全国的に 生徒が編入する事は目面しく、父兄の要望どうりの結果に職員室の先生達が喜ぶ 校長と教頭は、ニコニコ顔であと4人だよねと、まるで生徒獲得をマニアルカするかの要に校長室には、手書きでかかれた グラフにシュウルシをつける。 「今回の紹介は山田先生の紹介からみたいだね」
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