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つめたい、つめたい雪の夜、私は泣いた くらい、くらい洞窟の中で。私は微笑 んだ    「私は、押切 かなこ」    あの異常者に、殺された女   茂、知っている。私が、どれほど    貴方の事を、思っていたか。   雪の日は、虫達もいないから        お食事も、食べれない。  春になると、少し、私の体から虫達を  惑わすエキスが出る。  でも本当に、恐ろしいのは寒い寒い          冬の夜     「茂 知っている」 私が。貴方の事を、どんなに待ったか? 体は、もう暑さも、寒さも感じない。……
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