0人が本棚に入れています
本棚に追加
学校の地下に、俺たち・・・いや、こいつらの作った「研究室」があるなんて、誰が想像できようか。
隠し扉の向こうは明かりひとつない下り階段。
この階段が学校のどの位置に当たるのかはいまだに知らない。
俺たちは無言で歩き続ける。
ギギイ、と音をたて、鉄の扉が開かれる。
そこはもちろん・・・研究室だ。
それはもうテレビで見るああいうかんじのを想像してもらうのが一番手っ取り早い。
不気味に光る蛍光灯がひとつ。
窓はもちろんなく、後方に出入口となる鉄の扉が唯一の脱出口。
この部屋に今、俺を含め合計5人の研究者が集っている。
俺がこの部屋に連れてこられた理由は・・・言うまでもない。
そんな密閉されと空間で耐えれるのか?
・・・そんなことはどうでもいい。
もうとっくに慣れたことだ。
「今日の結果は?」
最初のコメントを投稿しよう!