4~青春その2~

4/4
前へ
/27ページ
次へ
海里は心の中で、 「へぇ。そうなんですかって、遭難しちゃって、助からなそうだよ……少しだけ迷い込んだ生活はさぁ、ひとりぼっち寂しくなるよ 。これが。でもね、本気じゃないって、そう嘯いて、強がっていいよね。特別な事なんてなにもないけど、青春って呼んでいいんじゃないの? 」 と、海里は、思ってしまったのだ。 そう、海里は、学校でも目立たない存在で、男女で話している場面を見ると、羨ましくもなったりするものだ。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加