終章

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「お~い。海里。こっちこっち!」 「あぁ~~!」 「海里。あのソフトもってきた?」 「うん!」 とある夏の日、セミがミンミンとなっている中、とあるカフェに少年少女らといる一人の少年……そう、あの海里である。 実は、あの後、扉を抜けたら、いきなりこけた。 というか、そこは、自分のクラスの教室だった。 「……おい!お前大丈夫か?……って、加羅九里?なんでここにいるんだ?さっき帰ったばっかりじゃん?」 「え?僕、今日は・・・・・・?」 休みだったから、私服で出かけてたと、言おうとしたが、気が付くと、海里は制服で、しかも、お腹から胸のあたりにかけて、すごい汚れていた。 「あっははは……」 と、笑われてしまった。 「あはははははは……って、この本ってさぁ、初回限定盤の方のやつでしょ。私好きなんだ。この本。」 「あぁ~~。俺も、俺も好きなんだ。加羅九里はさぁ、これの好きなキャラでもいるの?」 「えっ……。あぁ。うん。このキャラなんだけど……」 ====================================== 「あら~。よかったわね。これで、私たちの仕事は終わり。さぁ。さぁ。次のお客さんをお迎えに行きましょうかね。」 「ああ。そうだな。」 ======================================
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