肝試し

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よし、皆集まったなとS君が私達5人に言った。私達はこのお化けがよく出ると噂の墓地に来ていた。私達は一列に並んで歩いて行くことにした。なんか寒くねとS君がM君に話しかけた。確かに8月でさっきまで27 28度位に暑く手で扇いでいたのに墓地に入った瞬間急に寒くなり始めた。ハハ、気のせいだよなとS君が先頭に進みながら言った。・・・・私達の足音が少しばかり速くなっていた。・・「きゃーー」と悲鳴が聞こえ、皆の足が止まった。どうしたHちゃんと言う前に私達は全速力で墓地を走り抜けた。 Hちゃんは泣き出してしまい皆がどうしたのかと、聞いたら人の骨が見えたって 皆はまさかと思い戻ってみると墓石が粉々に壊されている隣に人骨が土から斜めに出ているのが見えた。マジかよ ・・S君や私達は言葉を失い何も言えずHちゃんのところに戻って一緒に帰った。辺りは暗く8時を回っていた。Hちゃんが下を向きながら皆・・あの声・・聞こえた?と言った。皆は顔を見合わせ、何を・・? と 聞いた。だから「俺・・の骨を・・・かえせ、足・・・・・の骨を・・返せ」って 誰もその声はHちゃん以外は聞いていなかった。・・・・・・・・・・・・うん?なんだSっち汚れついてるぞっとM君が言った。よく見るとそれは、汚れでは・・無く人の手形・・だった。それにうっすら血が黒く付着していた。 わたしは気になってあの墓地について調べた。すると、過去あの墓地は多くの人が行方不明になっていてしかもあの墓地で聞いた人は必ず××××すると言われている。・・・・・・・・それから十年私はあの肝試し以来あの墓地には入っていない。・・・・
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