7. Underground

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「あー、うん?」  ……いや、場所教えてくれないのかよ! と思わず内心でツッコんだ。あるいは、東通りを歩けばすぐ分かるのかもしれない。どうもなにか噛み合ってないような気もしたが、そう自分を納得させて深く追求はしなかった。  そんなこんなで。  互いにそろそろ眠気を感じていた俺とアリエスは、交代で見張り番をして休むことにした。  《OM》から寝袋を取り出す。芋虫みたいだ……と微妙な顔をされたが、こんなごつごつした地面に直で寝転がるよりは良いだろう。贅沢言うんじゃありません。 「ノウト」 「ん?」  先に寝袋に包まったアリエスが声をかけてくる。  芋虫みてーだ、とは口に出さない。 「どうして、私を助けてくれたんだ?」 「……えぇー、お前がそれ聞くか?」 「いいから、君の答えを教えてくれ」  ――そういえば、アリエスと初めて会った夜も、同じような質問を別の人間から受けたな……。  だから、答えは変わらない。
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