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なんの運命か、ただの神様の気まぐれか…
僕と悠真は同じ会社で働いていた。
それこそ部署は違ったものの、同じ階で同じフロア…
お昼はいつも一緒だ。
「朝から暑いなー、やってらんねぇ」
エレベーターに乗り込み、ダルそうにボタンを押す悠真。
外は朝から猛暑だったが会社の中はクーラーが効いていてだいぶ涼しい。
「今日外回りだったら最悪だね。ずっと中がいーな」
そしたらずっと悠真と居られるのに…
「お前ら営業部は大変だなー俺ら広告部はずっと中だからちょーいいぜ」
はにかんだ笑顔、かっこいいなぁ…なんて見惚れているとエレベーターのドアが開く。
エレベーターから降りて少し雑談してから自分のデスクへと行く。
僕のほんの少しの幸せな一時。
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