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仕事を淡々とこなし、外回りの営業も今日はなく、いつもより早い時間に会社を出た。 悠真はまだ残業があるらしく、先に行ってろとメールが来た。 電車を何度か乗り越え、閑静な住宅地につく。 ひときわ大きく綺麗な家が悠真の家だった。 インターホンを押して暫くするとガチャリとドアが開く。 「あゆちゃんっ」 元気な声とともに脚に抱きつかれる衝動… 翔太くんだった。 「翔太くん、おひさしぶりー」 抱っこしてあげると、よりいっそう喜ぶ。 やっぱり子どもはかわいい。 「ちょっと翔太ー、歩ごめんね上がって」 小走りでやってきたのは美香。 生後6ヶ月の心結ちゃんを抱っこしてる。 「大丈夫だよ。お邪魔します」 翔太くんを抱っこしたまま家の中へと上がらせてもらった。 .
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