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家の中に入ると、翔太くんはすぐに心結ちゃんと遊び始めた。
時々テレビ番組に釘付けになってるのも見ていておもしろい。
にこやかな気分で見ていたら、
「ただいまー」
と悠真の声。
どうやら帰ってきたらしく、僕と美香は慌てて玄関へと向かう。
「おかえりなさい」
「お仕事おつかれー」
悠真はホント疲れた様子で風呂場へと直行していった。
そのうちに僕と美香は夕飯の準備。
美香はお皿に盛り付け、僕はそれをテーブルに並べていく。
一通り終わったところで風呂上がりの悠真がやって来た。
見慣れない姿にドキッとしたのは言うまでもなく…
「なんか歩…家政婦みたいだな」
クスクスと笑う悠真。
「家政婦じゃなくて、お客様だからね一応っ」
きっと僕は顔を真っ赤にしてるに違いない…
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