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いただきますをして、たわいない話をしていたら僕の恋愛話へと発展していく。
「なー、歩マジで彼女いないの?」
酔いが回った悠真からの思いがけない質問に、息がつまる。
「い、いないよ!!」
だって僕には好きで好きでたまらない人がいるのだから…
―――こんなに近くに…
「でも歩ってどちらかとゆうと男子にモテてたよねー、高校時代は特に」
美香が笑って話す。
確かに160やっとの身長に女顔では、女子よりも男子にモテていた。
「げーっ、じゃあなに?歩ってホモなの?」
悠真のバカにした笑い声に頭の中が真っ白になる。
確かに悠真はノンケだし、僕を恋愛対象として見たことがないに違いない。
だからもし
僕がキミに告白したら
―――キミは僕を軽蔑しますか?
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