第一章 ―2010.07~2012.02―

4/53
前へ
/55ページ
次へ
珍しく酔っぱらった状態の私は上機嫌で返事をし由和さんの隣についた。 「はじめまして。アユです!」 「はじめまして~!瀬野です!」 同じく酔っぱらっていた由和さんとはすぐに意気投合。その日から由和さんは私のお客様になった。 それまで「お客様とは絶対に付き合わない」と10年間、自分の中のルールを守り続けていた私だったが、 由和さんはいとも簡単にルールを破らせた。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加