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「まぁ、楽しい推理ごっこだったよ。良い暇つぶしになったぜ」
「そりゃどうも……」
「ま、もう会いたかねぇが……せいぜいてめぇらも気をつけるこった。何が起こるかわからねぇからな」
「はい、わかりました」
キョウヤはそう言うと、俺に合図を送って歩き出した。
「なぁ、学校への用事って美樹刑事に会う事だったのか？」
「ああ、そうだよ」
「それで、何かわかったか？」
俺の感想は、ただ美樹刑事にコテンパンにやられて終了って感じだけどな。
だけど、キョウヤは自信ありそうに頷いた。
「うっそ、何かわかったのか！？ まさか吉田先生が犯人じゃない事がわかったとか言わないだろうな」
「始めから吉田先生は疑ってなかったから、それは無いよ」
……はい、そうですか。
「それで、何なんだよ？」
「ＭＧは誰かを恨んでていて……その犯行はまだ終わらないって事だよ」
「やっぱりまだこんな事が続くのかよ……ＭＧって、一体何なんだよ」
「それは俺にもわからない。少なくとも俺の予想ではあと２人か３人はターゲットがいる」
「何でそんな事がわかるんだよ」
そんな予想が出来るなんて、ホントにキョウヤの頭の中はどういう構造になってるんだ？
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