どうしようもない俺

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「オレはそういうことを言ってるんじゃない」 「………」 「オレがなにを言いたいのか、わかるよな? 白羽、君は一体何をしているんだい?」 正直ギクリとした こいつには全て見透かされているんだ なんで見透かされてるのか、そんなの考えていられなかった (俺、は……) 気付いたら、赤司に手を引かれながらどこかに歩いていた 後ろで女の子が俺の名前を呼んでいたが、俺は一切振り向かなかった (俺はこんなふうに、) (手を引かれて、) (どうしようもない気持ちから、) (救って欲しかったのかもしれない、)
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